ご覧いただきありがとうございます。ONE-STEPの中村です。
今回は我々がどのような思いで新しい塾を立ち上げたかをお話しします。腹を割って書きたいと思ったらちょっと長くなりました……
個別指導の長所
個別の良いところは、一人の生徒のレベルや目標に合わせて指導できることに尽きます。実際、見ていた生徒の中では「集団塾だと質問できないから」「分からないまま進んでしまうから」、という子がたくさんいました。個別の方が安心する、という子も最近は多いようです。
また授業内容・講習の内容は生徒と話しながら考え、目標を立てるので、主体的に勉強しにくい子はもちろん、自分から進んで勉強する子も満足できます。事前に与えられたカリキュラムより、自分で決めたものの方が取り組みやすいですから。
個別に対し、よく耳にする意見
1:1と1:複数人の個別の違い
ここまでは個別の良さとしての一般論ですが、もう少し詳しくお話ししましょう。
個別には1:1と1:2~3のタイプがあります。
完全マンツーマンは非常に丁寧な授業です。進度の把握がスムーズで、先生にとっても余裕を持てる分、授業の質は安定します。ただ、振替などの都合で融通が効きにくく、その分費用がかかります。
1:複数人の塾では、マンツーマンよりは費用は抑えられます。自立学習を重んじているので、先生への依存度が低く、一人で解く力が身につくといえます。よく聞く意見としては先生によって差がある、隣の子が気になるなどが挙げられるでしょう。
1:2〜3人の授業での悩み
先生によって対応の差が出やすい
では、複数人型個別指導の実際感じるところをお話しします。
上に挙げた、先生によって差が出るという点について。ここで言いたいのは「大学生の先生は」「バイトの先生は」ということではなく、授業形態が関係しているのではないかということです。
1:複数だと、1人の生徒に話している間は他の生徒は演習しています。15分程で演習が終われば交代して解説に移ります。ただ実際はなかなか思い通りにいきません。
「準備していたところと別のところを教えて欲しいと言われた」「単元を初めから説明するため予想以上に時間がかかった」という「思ったのと違う」が個別の授業ではよく起こります。
先生にとって予想外の出来事は、時には他の生徒の負担になってしまうこともあります。
対処は先生の経験や機転によって差が出やすく、時には授業の消化不良につながります。
他の子への遠慮
そして、他の子の落ち着きがなく気になってしまう、という意見。ペアの調整は出来る限りしていましたが、個別指導は様々な子が来ているので全てを叶えることは難しいのが本音です。
ただ、塾にとってはどの子も大切な生徒。席を共有しているというだけで、不満に繋がってしまうのは運営上もどかしく感じていました。
新しい授業形態の試み
以上が、これまで運営してきた中で感じたおおまかな改善点です。
この改善点をふまえ、1:1をベースにし、演習量を確保し、料金は出来るだけ抑えたい。
こういった希望を叶えるためにどうすれば良いか、こだわって作られたのがONE-STEPの「授業+演習」という形式です(S1コース)。
・1:1なら、無駄もなく授業の質が安定する
・個別ブースだから、周りが気にならない
・演習重視の時間を設けることで、授業料は1:2の個別と同程度
時間割を組むのは大変なので、他にあまりない形態かもしれません。
でも、この方法が一番、と思い開校に踏み切りました。
自信があります。
前回も書いていますが、体験授業は無料ですし、興味をもっていただけたなら、ぜひお気軽にお問合せください。授業やシステムについても遠慮なくご質問ください。
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。今後も教室の様子だけでなく教育のことなど、書いていきます。
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